ジャップカサイは、子孫繁栄の特効薬として伝えられた古代施術法です。子宝に恵まれないご夫婦には不妊治療の補助的な役割としてぜひともおうけいただきたい施術です。男性は「ジャップカサイ」ですが、実は、女性に対しては「ヨクトーン」という施術法がございます。それぞれ男性機能や女性機能を向上させる代替療法です。お二人でご一緒にそれぞれの施術をお受けいただくことで、不妊治療の代替療法として、体調を改善するマッサージとしてご提案させていただいております。
不妊症とは、結婚をして妊娠を望み正常な夫婦生活を営んでいるにもかかわらず、2年以上経過しても 子宝に恵まれない状態のことをいいます。健康な夫婦で避妊をしない限り、約80%~90%の方が2年~3年以内に妊娠するものです。近年、日本の統計では10組に1組が『不妊症』といわれています。WHO(世界保健機構)の男女別の不妊原因の調査結果では男性側の 原因が24%、女性側の原因が41%、男女共の原因が24%、原因不明が11%と男性側に50%近く原因があること がわかっています。 また、現在の日本では晩婚化が進み、30代半ばを過ぎてから妊娠を希望しても生殖機能の衰えにより精子や卵子の劣化が原因となる不 妊が少なくありません。勿論、働く女性の増加により心身への過度なストレスや喫煙、そして飲酒などが原因で女性側が 『不妊症』となっていることも少なくありません。
西洋医学の不妊治療では、まず検査からスタートします。基礎体温チェック、内分泌ホルモン測定、経腟超音波検査、子宮卵管造影検査、血液検査、腹腔鏡検査・子宮鏡検査、MRI検査などで女性の身体状況を調べます。男性側の検査は、精液検査と、泌尿器科的な検査です。ちなみに、精子検査では下限基準値が定められています。「精液量 1.5ml以上、精子濃度 1500万/ml以上、総精子数 3900万/射精以上、前進運動率 32%以上、総運動率 40%以上、正常精子形態率(厳密な検査法で)4%以上、白血球数 100万/ml未満」。 数値による検査です。
東洋医学では、不妊の原因を「腎虚(じんきょ)」=「腎」の働きが低下した場合、「瘀血」=血のめぐりが悪くなっている状態であるかどうか、を疑います。この場合、精子と卵子がタイミングよく出会って受精しても、うまく着床できなかったり、着床しても育たないことがあります。男性の場合には、男性ホルモンを増加させることで精子の質と量を向上させることができます。卵子の質を上げることも可能です。女性の卵巣機能は「腎」によってコントロールされていますが、この腎の働きぐ低下している時は、やはり妊娠しにくい状態に、なることもあります。このようなバ 場合は、伝統医学による施術で「腎」をサポートする「補腎(ほじん)」を行うことで、卵巣機能を高めることができます。その結果、「腎年齢」=「卵巣年齢」を実年齢よりも若く維持することができるので、より質のいい卵子が排卵されるようになります。不妊に悩む女性には、女性の卵巣機能やホルモンバランスをつかさどる「腎」に何らかの問題があるケースが多いようです。鍼治療では、この「腎」の働きを高め、乱れていた月経周期や月経期、卵胞期、排卵期、高温期(黄体期)、それぞれに起こるホルモンの分泌が順調になるように整えていきます。そうすることで、自然に妊娠しやすい体に導いていきます。身体に無理な負担をかけずに、全身のバランスを改善しながら、なるべく自然な形で妊娠することを目的にしているのがタイ伝統医学によるアプローチ法です。西洋医学の不妊治療と併用する場合も、副作用の軽減や治療効果の向上に役立ちます。
東洋医学では「腎」の働きが、生命活動や生殖活動の力を生み出すとされています。人は両親から腎のエネルギーを授けられて生まれ、成長と共に充実させて、次の命に新たな「腎のエネルギー」を授ける。1つの生命が誕生してからその生命活動を終えるまでの過程には、この「腎のエネルギー」の盛衰が密接に関わっていると考えられています。不妊治療において大事なのが、母体の「腎のエネルギー」の状態なのです。
「腎」は生命活動の根本となるところであり、身体のバランスの崩れは、いずれは「腎」に及び、逆に「腎」が弱れば身体全体に影響がでてきます。「腎」は生まれてから徐々に充実していき、その後誰もが徐々に衰退していきます。いかに生活の中で「腎」の消耗を少なくし、補っていくのかはとても大切なことです。妊娠はもちろん、出産・子育て・仕事を精力的にこなしていくためには、「腎精」は必要不可欠なものなのです。
さらに、不妊には、「脾(ひ)」「肝(かん)」が大きく関わっているといえます。「肝」の働きは、「気の流れを調節する。感情をコントロールする。ストレスを受け止める。血を貯蔵し、血の量を調節する。」などですが、正常な生理を引き起こすのにも、肝が重要な働きをしています。肝血(かんけつ)が腎精を補い、腎精が肝血を補っています。
「脾」の働きは消化吸収に関与することです。「腎」を先天の本というのに対して、「脾」を後天の本といいます。食べ物から精気を生じ「腎」を補っていく重要な働きをしているため、このように言われます。「水分代謝に関与する。必要なものを上に持ちあげる。内臓を正常な位置にとどめる」などの働きも「脾」の働きです。この働きが弱まると、生理がダラダラ続く・不正出血なども起こりやすくなります。
しかし今の時代は食生活が乱れ、生活リズムもめちゃくちゃなストレス社会。「腎」を消耗しやすい社会です。まずは、生活習慣・心の持ち方・環境を見直し、自分の身体と心をまず大切にしていくことが必要でしょう。西洋医学による不妊治療が逆にストレスになってしまってはせっかくの妊活も逆効果になる可能性があります。不妊治療の結果、離婚に結び付いたという話も少なくありません。子宝に恵まれる為には、まず二人の信頼関係が大切。もっとスローに愛を育みながらの伝統医学によるアプローチをお勧めしています。ぜひ、身体を温めてのんびりして、副交感神経にスイッチを入れてから、おふたりでジャップカサイとヨクトーンをお受け下さい。「私には問題がない。あの人の問題だ!」という殺伐とした感じはおやめいただいて、二人仲良くお受けいただくことが望ましいです。
男女ともに精が充実していることが、妊娠に結びつきます。男女ともに性欲の低下などは精の不足の特徴症状とも言えるでしょう。精が不足すると、志がなくなってきます。当然のことながら不妊になります。夢や希望よりも日々の仕事をこなすだけで精一杯となってきます。そうなったら精が不足している状態です。しばらくすると精神的にも変化が見られるようになります。 会社に行きたくない日が多いぼーっとする、以前と比べて根気が無くなった、食事を作る元気が出ない、などは精が不足していることで起こる症状です。
TTMA理事長である渡邊ソウイチロウ氏は50代半ばで、子供を作っています。タイ伝統医学による不妊に対するアプローチはについては個人的な経験を踏まえてアドバイスをくれることでしょう。必要であればお問い合わせください。 |