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当校では、ただ楽しく学んで修了証がもらえるようなカルチャーレッスン講座は一切行っておりません。徹底的にプロを育成するためのスクールだからです。料金は他のスクールに比べて高いかもしれません。でも、結果としてあなたが手に入れることのできる技術や内容を考えれば、たぶんきっと業界で最安値だと思います。タイ留学後の経験者や現役セラピスト、治療家の先生たちもこのスクールできちんと学び直しているのにはそれなりの理由があるはずです。
マッサージには形がありませんから、専門家でもない限り、何がよくて何がよくないのか、なかなかわからないものです。そこにつけ込んで、特に最近は、粗悪なマッサージスクールが乱立してきました。それらは、お稽古としてのカルチャーレッスンを教える資格取得型スクールが大半です。
何を目的としたスクールなのかをはっきりと明言していれば何も問題ないのですが、お稽古レベルの内容なのに「プロ資格がとれる!」と表現しているのは、フェアでない気がします。 |
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おかげ様で、多くの生徒さんが当校に入学してくださいます。そのうち半数近くの方が、タイのスクールで学んだ経験をお持ちの方がたです。タイの修了証を持っている方たちですが、ただ手順を習っただけで、人体に触れるということや圧迫の意味合いなど、全く何もわかっていらっしゃいません。技の意味や目的、事故につながる注意点をきちんと知っていなければ、クライアントを怪我させてしまいます。また、日本国内のスクールを卒業された方もいらっしゃいますが、この方たちも同じようなものです。当校は、TTMA(特定非営利活動法人日本トラディショナルタイマッサージ協会)の公認スクールになっているおかげで、私自身も、いろいろな方の実技認定試験の審査を行います。TTMAの認定資格は、出身校を問わずして受験できるので、非常に多くの方が試験を受けにお越しになります。つまり、私は、世界中のタイマッサージスクール出身者の実技を受けているわけで、どこのスクールのどのコースは何を教えているのか、ほぼ知っています。 |
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同業他社を非難するのは、心苦しいですが、あまりにもひどい詐欺まがいのスクールが横行しています。生徒さんができるようにならなければ、スクールの価値はゼロです。しかし、実際には、ディプロマ(修了証)という名の紙切れだけを宣伝材料にして、紙切れ発行ビジネスと化したタイマッサージスクールがあまりにも多いのが実情です。 |
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たとえば、当校の「6h/ワンデーレッスン」だけを学んで、あまりにも未熟のため何度か受講するように勧めたけれど、受け入れなかった彼女は、その後タイのチェンマイに渡り、1か月後にはティーチャー資格を取得したとして、すぐに自宅でスクールの営業を開始しました。「タイ政府公認校の修了証が発行できます!」がウリでやっています。その彼女にとって、指導者としてタイマッサージを教えるということはどんな意味を持っているのでしょうか?単なる金儲けの手段に過ぎないのでしょうか? |
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このように、タイのマッサージスクールでは、ティーチャー資格取得コースが花盛りになっていますが、これはタイと日本の物価の違いによる新ビジネスなのです。修了証発行のためにはいくらか料金がかかるのですが、タイでひとり生徒を教える受講料金とほとんど変わらないため、タイのスクールにとっては、海外にティーチャーをたくさん作って、そこから修了証の注文を受けることはとても好都合なことなのです。 |
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業界では、セラピスト不足が続いていますが、タイマッサージをどこかで適当に学んで、とりあえずサロンに勤務することは可能かもしれません。ですが、それなりの技術レベルでは、お客がつかないため、半年もたたないうちに、転職か、再勉強かのどちらかの選択を余儀なくされるわけです。「せっかく本場タイにまで行って資格をちゃんととったのだから・・・タイマッサージが悪い!私が悪いんじゃない!」と辞めていく人たちを大勢目の当たりにしました。そういう人たちははなっから日本のスクールはタイよりも低レベルだと思い込んでいる人たちでした。 |
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私は、バンコクで数年間タイマッサージセラピストをやってきたタイ人たちに指導したこともあります。10年以上あんまマッサージ指圧師として活動してきた人に指導したこともあります。アメリカ人、オーストラリア人、フランス人、ドイツ人にも指導した経験があります。タイマッサージはタイ政府のものではありません。王様のものでもありません。タイ人のものでもありません。誰のものでもありません。人類のものだからです。タイマッサージのルーツは2500年前と言われていますが、その当時タイという国は存在していませんでした。つまり、東南アジア(現在のタイあたり)で生まれた伝承医学なのです。 |
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話がそれましたが、プロレベルの技術を生徒さんに習得してもらうことは、そんなに簡単ではありません。だって、もともとは病気の人に対して行われてきた古典医学なのですから。タイマッサージの指導者として早いものですでに十数年が経過しましたが、今でも難しさを痛感している毎日です。ひとりひとりにきちんと理解をしてもらうためには、言い方を変えたり、進め方を変えたり、興味をもってもらうためにたとえ話を使ったりと、工夫しているものです。決して同じ作業の繰り返しでは生徒は育ちません。90分とか、120分とかのパッケージ化されたタイマッサージを教えるだけなら、簡単ですけどね。でも生徒がそうしたパッケージマッサージを覚えても、それはあまり人の役には立てないでしょう。パッケージマッサージは決して2500年の歴史がはぐくんだ古典医学ではありません。 |
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私は、徹底的にプロ育成にこだわっていますが、私の考えるプロとは、「一度施術したら、半分以上の確率で『もう一度!』と言ってもらえるレベルです。決して手順を覚えているだけの人をプロとは呼びません。単なる修了証を持っているだけの人もプロとは認識していません。お稽古レベルのカルチャーレッスンをご希望であれば、他のスクールのほうがいいでしょう。うちのスクールでは、卒業した生徒さんのほとんどが成功を収めています。ですから、経験者、未経験者を問わずして、今後も、入学した生徒さんに対し、卒業後すぐにプロとして活躍できることを私が保障します。 |
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私が指導するタイマッサージは、どこよりも強烈で泣き叫ぶほど痛かったり、どこよりも大胆でアクロバティックで一歩間違えると危険なストレッチングだったりします。触れるだけでプラーナを送ってコリを軽減させるのもやりますし、すごく優しくて寝ちゃいそうなものや、暖かくてうっとりしちゃうのも、もちろんやります。これらのタイマッサージテクニックは、私自身が臨床的経験からタイマッサージをベースに改良を加えて発展させたもので、オリジナルテクニックも随分と多く含まれています。ですから、これらのテクニックはタイでは学べません。というよりも世界中でここでしか学ぶことができません。 |
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この10年、リラクゼーション業界が発展しました。そして、これから10年は超高齢社会に突入します。多くの人たちが、さまざまな疾病と闘いながら生きていきます。私の生徒は、在学中に国指定の難病(膠原病の一種)の患者を施術して成果を上げ主治医にびっくりされました。また、他の生徒は在学中に末期がん患者の腹水を一回の施術で取り除きました。それ以外にも、慢性的な便秘を解消させたり、風邪の初期症状を緩和させたり、倦怠感を解放させたり、10分で顔の若返りをさせたり、高熱を30分で解熱させたり等は、在学中の生徒でさえ日常的に行っています。確かに法律上は民間資格であって、リラクゼーションを超えた範囲では業として活動できません。しかし、事実として、このようにタイマッサージはさまざまな体調不良を緩和することができます。限りなく治療的効果をもたらすタイマッサージはもっともっと人々の役に立てるはずです。そんな素晴らしいタイマッサージを、私はこのスクールで生徒さんと一緒に、さらに発展させていきたいと思っています。 |
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日本ヌアボーランスクール校長(正しくは長老) 渡邊聡一郎 |
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◇追伸:私たちが指導しているのは、クライアントの状況に応じてフリースタイルで感覚的に動くヨガマッサージです。伝統医学理論に基づいて治療効果に焦点を当てて独自に開発した先進的なスタイルです。これは伝統文化の継承を目的とした画一的なタイマッサージではありません。他のマッサージスクールで学べる内容とは明らかに異なります。 |
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